声が聞こえる 成績優秀なAちゃんの不思議
人間の能力には限界がない。看護師をやっていると時々そう感じることがあります。
余命2カ月といわれた患者さんがご家族の支えがあって半年も生きられたり、歩くまで回復するのは難しいとみられた患者さんが、歩行器で歩けるようになったり。
意志の力ってすごいと思うんです。さらに、それとは別に何か不思議な能力があるひともいるようです。
【本を読むのが早かったバスケ部のAちゃん】
高校時代の友人に、本を読むのがめちゃめちゃ早い子がいました。別にインドア派というわけでもなく、部活はバスケ部。たまに放課後とか図書室で一緒に自習していると、その子(めんどうなので、Aちゃんにします)がパラパラ本を読んでいる。
すごい早いの。といっても速読のスピードではなくて、ちゃんと活字を読んでいる早さなんですけどね。少なくとも私の2倍ぐらいのスピードで読み続けている。あんまり不思議でいちど聞いてみたんです、早く読む練習をしたの?って。
そしたらAちゃんから衝撃の一言が。
「だって、声が聞こえるじゃん」
声って何!?
【脳内朗読の仕組みはこれ】
「本を読むでしょ、読んでいると朗読しているみたいな声が聞こえるじゃん」
イヤイヤ、そんなの聞こえないよ(笑)。そういったらAちゃんのほうが不思議そうな顔をして
「え、みんな聞こえないの?」
うーん。よくわからないけど、たぶん聞こえていないんでしょう。っていうか、聞こえるアナタがすごいよ、Aちゃん。
よく聞いてみると、どうも仕組みとしては、目が活字を見る→頭の中で音声として変換される→脳内で声が聞こえる、ということらしい。
ありえない…仕組みとして分かっても、実感できない。Aちゃんにもそれ以上は説明できないらしく、気がついたらその独特の読書スタイルだったらしい。それ以外の読み方知らないって。
世界不思議人間みたいだよ、Aちゃん(笑)。
【自動筆記の仕組みはこれ】
おまけに、この能力は書くときにも発揮されるようでした!
Aちゃんはレポートを書くのがめちゃくちゃ早かった。書く前にいろいろ調べて、あーだこーだと考えるあたりまでは、他の人と変わりません。
私もよく、一緒に図書室で調べたし。本を持ってきて、「コレ使えるよね」といってはいい文章を抜き書きする。
Aちゃんの場合はそこからがちがうんです。私なんかが抜き書きした文章をどう使おうかともたもたしているうちに、Aちゃんはやおら書き始める。
書き始めたら、もう止まらないの。ずーっと書いている。止まる時は、書き終わったときなんです。これってすごくないですか!?
Aちゃんすごいよ、というと、またキョトンとする。
「だって、声が聞こえるじゃん」
だから、私には聞こえないの。ってか、たぶん世界中でそんな声が聞こえるのは数人しかいないと思う(笑)。その声を聞きたい、ぜひとも聞きたい~。
おそろしいことに、Aちゃんの場合は小論文などもほぼ自動筆記なのです。データやテーマ、書くべき内容を頭の中に入れておけば、それで準備完了。あとは脳内の声がしゃべるものを、そのまま書き写しているだけなんだそうです。
受験地獄のど真ん中にいた私は、どれほどAちゃんの脳みそが欲しかったことでしょう。
【書くって大変】
文系科目において、圧倒的な学力を示したAちゃん。あわせて理系も出来たので、学校内でも超優秀な生徒でした。
成績順位表でもいつも10位以内。よくできたAちゃんは、その後有名国立大学に難なく合格しました。あたりまえですよね。
いっぽう、文系も理系もそこそこだった私はなんとか看護師になりましたが、今でもレポートを書くのに四苦八苦。例文集や文献と首っぴきになって苦労しております。
朝、起きられますか?
いきなりですが、早起きができる人というのはすごいですね。
私はもともと低血圧気味なので、1年中朝は非常につらい。寝起きが悪いんです。
それでも仕事があるので這ってでも起きますけど、何とかしたいですね。冬の朝に良い目覚めをする方法とは~。
【美味しい匂いで目覚める】
スマホで検索すると、ありました!「食べ物のいい匂いにつられて起きる」という方法です。食いしん坊の私にぴったり(笑)。
やり方は、夜のうちに炊飯器にホットケーキミックスなどを入れ、タイマーで早朝に炊きあがるようにする。それだけで、朝家じゅうにいい匂いがして目がさめやすくなるんだそうです。すごいいい方法だな~(笑)。
クックパッドで検索してみると、冬ならたいていの材料は前の夜に入れちゃっても大丈夫みたいです。
オーソドックスなレシピは蒸しパン系ですね。玉子や牛乳、ホットケーキミックスなどを炊飯器に入れて、タイマーをオン。早朝には、フワフワでホカホカの蒸しパンが出来上がっているわけです。
何でもすぐに試したい私(笑)。さっそくその夜にやってみました。材料が、ホットケーキミックスとか牛乳とか台所にあるものなのが良いですね。
【この匂いは~・・ホットケーキ!!】
翌朝、ちゃんと目が覚めました!っていうか、すごいいい匂いがするんですよ。ちょっと奮発してバターを入れてみたのも良かったかも。
砂糖と玉子とバターが焼き上がるいい匂いが、家じゅうにする。この匂いなら、起きられちゃうでしょう。
体の中で、鼻が一番先に目覚めたと言う感じ(笑)。たぶん蒸しパンが焼けるあいだじゅう、じわじわといい匂いが出ているんだと思います。それを眠っている状態で鼻がキャッチ。
だんだん強くなる匂いとともに、体の覚醒度も上がってくるわけです。そしてついに焼き上がりのピー!とともに起床する。
すごい、この方法は画期的ですよ。まず、義務感やイヤイヤ起きるのではないところがいい。
起きなくちゃ~という気持ちではなくて、起きてアレを食べたいという欲求のもとに行動している。だからサッパリと目が覚めるんです。というか、あんまり目が覚めてなくても、とりあえず布団から出られる。これは大きいですよ。
【嗅覚から、その後、五感が刺激される】
いったん起きて、炊飯器のスイッチを切らないと焦げちゃう~と思うのも、効果があります。たぶん放っておいても保温モードだから焦げることはないんでしょうが、ちょっと心配なので台所まではっていく。スイッチを切り、ふたを開ける。
もうダメ。ダメですよ、みなさん。ふたを開けた瞬間に、ブワッとおそってくる甘い匂いとフワフワの蒸しパン。嗅覚とともに視覚も刺激されてぱっちり目が飽きます。あとはもう、食いしん坊一直線。
食べごろの蒸しパンを、今食べなくてはどうする!ということで、お湯を沸かしコーヒーを入れ(こういうことはちゃんとマメにやる(笑))、アツアツの蒸しパンを出して切り分ける。
おいしいの。ちゃんとおいしいんです。ほかほかの蒸しパンとアツアツコーヒー。ああ幸せ。気がつけば、朝の6時半に、ちゃんと朝ご飯が終わっていました。生涯で一番いい目覚めでしたよ!
【しょっぱい系もおいしい】
人間が寒い時期に起きられないのは、布団があったかいから+刺激が足りないからだそうです。
春夏は太陽の光がいい刺激になるんですが、冬は弱い。だから何か他のもので体を刺激すると、目がさめやすくなります。
ついでに、甘い蒸しパンに飽きたらレシピをかえるという手があります。ちょっと手間をかけて、食事系蒸しパンもいいですよ。
ホウレンソウを刻んで(生のまま)ホットケーキミックスと炊飯器に入れ、玉子、牛乳、ピザ用チーズを足します。あとはタイマーで同じこと。こちらは塩気がきいたケークサレ(塩ケーキ)風です。
最初は、生のホウレンソウを入れるのは衛生上どうかと思ったのですが、よく考えれば甘い蒸しパンでも生卵をといて炊飯器に入れているんですもんね。大丈夫です。ちなみにこの方法、夏場は食材が危ないので使えません。あしからず。
生まれ順って大事です
星座による星占いや血液型占いには、信用がおけない私。
だって、何が根拠なのか分からないから。これこそが看護師気質というのでしょう。数字やデータによるエビデンス(証拠)がなければ、信用ならないことと思ってしまいます。
ところがそんな私でも「これは関係があるかも」と思っているのが、生まれ順による性格です。
【お姉ちゃん気質】
たいていの人間は、まず家族に囲まれて育ちます。そこには両親のほか、兄弟姉妹がいますね。この兄弟姉妹というのがけっこうなクセモノ。
職場で一緒に働いていると、なんとなく「この人長女だろうな」と思う人もいるし「間違いなく二女!(もしくはそれ以降)」と感じる人もいるんです。
長女気質というのは、はっきり出ますね~。ネットなどで調べると、ごくごく大ざっぱにこんな感じですう。
1.責任感が強い
2.まじめで面倒見がいい
3.頼まれると断れない
4.人に仕事を振らない(自分でやっちゃう)
って感じです。
とくに、まじめで責任感が強いと言うのは、看護師にとって大事ですよ。やはり人の命を預かる仕事ですから。
すこしでもミスがあってはいけませんし、同じ処置でも毎回丁寧にやることが大事です。看護師に欠かせない「観察」という点でも、長女はけっこう鋭い視点を持っている気がしますね。
問題なのは、3と4。これはどっちも看護師にありがちなんですよ。とにかく仕事は山のようにある職場ですから、余分な仕事を押し付けられることが多い。
長女は仕事から上手に逃げられない(笑)。おまけに人に仕事をまわすことが苦手なので、結局何もかも自分ひとりで抱え込んでしまう。がんばりやさんが陥りがちな、燃え尽き症候群です。
【妹気質】
二女気質というのもあります。
1.甘え上手
2.モノを教えてもらうのが得意
3.要領がよく環境の変化についていきやすい
4.人に仕事を振りやすい(振り分けのバランスがいい)
二女の性格って、得だろうなと思いますよ。空気を読むのがうまいし(これ、女性職場では必須です)、協調性がある。要領がいいから仕事も早い。
手際のいい人が多いと感じます。これも看護師としては非常に大きなメリットですね。非常に現実的な面もありますから、いろいろなショッキングなことが起きても、わりあい立ち直りが早い。
そのかわり、やや粘り強さが足りない気がします。ダメとなったらあきらめが早いかな(笑)。ぱっとあきらめて、他のアプローチ法を探すタイプです。
もう少し粘ってみてもいいんじゃないの?と思いますが「いや、あれはもうダメだから」とバッサリ行くのも二女かなあ。
【ひとりっ子は】
どっちがいいとは言えませんが、看護師どうしでペアを組んで働く場合、長女×長女はやりにくいかもしれないです。こっちもわが道を行くタイプで、お互いに教え合おうとしますから。長女×二女や二女×二女というのがぴったりかも。
これにひとりっ子も入りますから(笑)。ひとりっ子というのが、これまたマイペースな人たちで。ひとりっ子×二女って、意外とやりにくいもんなんです。ひとりっ子のペースは、他の人には読みにくい~。なかには異常なくらい空気を読むのがうまいひとりっ子もいて、これがまた、二女と合わないのです(笑)。
と、ここまで言っておいて、私は長女。ですが、ひとりっ子に間違えられることが非常に多い。そんなにマイペースでしょうか?
片付く人・片付かない人
これまでも「なぜこんなに片付かない!」という悩みを書いてきましたが、今回は少しでも片付く人になるための方法を考えました。
これで私の部屋が片付くかどうかは、別問題ですが(笑)、一応なんでもチャレンジしてみるタチなんです。
【3点セット】
同僚に、とっても片付けがうまい人がいます。彼女は寮に入っていますが、その部屋のきれいさときたら。同じ間取り(最近の看護師の寮は、たいていマンションの借り上げです)の他の部屋を見たことがあるけど、とても同じ広さがあると思えなかった!
全部のものが片付いていて、スッキリ広々。まるでモデルルームみたいです。
何かが欲しいと思ったらサッとでてくる、そのスムーズなこと。私のように片付け苦手マンから見ると、まるで手品のような手際の良さです。
この達人に、部屋を片付ける極意を聞きました。
1.収納できるだけの量のものを置く
2.リビングには、よく使うものだけをおく
3.置き場所を決めたら必ず戻す
えっ、これだけなの?
【捨てる】
1についてはよくわかります。片付け本にもよく書いてあるらしいし(すいません、ちゃんと読んだことがないんです)。
つまり、モノが少なければきちんと収納できるし、ちらかることもない。ただ私の場合、自分の部屋に収納できる量というものが、把握しきれていないですね。おまけに新しくいろいろ買っちゃうし。
達人によれば大事なポイントはひとつだけ。片付けが終わるまで、新しいものは買わないことですって。
そしてもう一言「定期的に引っ越せばいいんじゃない?」だって。
非常に理にかなった方法ですが、そうひんぱんに引っ越せないよ。やはりこまめに捨てるしかないんでしょう。
【これも捨てる】
リビングに置いてあるものを片付ける。考えただけで、ぞっとしますね(笑)。思うに、私の部屋を散らかしているのは主に「チョイ置きしたもの」ではないだろうか。
仕事から帰ってきて、ぽいと置いたものがずーっと置きっぱなしになっている。気になってはいるが、いずれどこかへしまおうと思っているから置きっぱなし。つまりチョイ置きが「ずっと置き」になっているんです。
これは今すぐでも改められると思い、帰宅してソッコーやりましたよ。とりあえずチョイ置きしてあったものはすべて段ボールに詰め、荷物部屋に(自宅に荷物部屋がある段階ですでにまずいんですけど(笑))。そして、それっきり。
はい、チョイ置きのものは捨ててしまいました。以来、私の部屋には「チョイ置きカゴ」が設置してあります。
ちょっと置きたいものは全部そのカゴに入れてしまう。そして時々、中を確認してすてる。このとき、捨てるものの多さにびっくりしますよ。家にあるのって、ほとんどいらないんだな。
【不要品は扶養家族】
3の置き場所は定位置とも言いますね。あるものを同じ位置に片付けることでものがすっきり片付く。
夢のようじゃありませんか。しかしこれにはひとつ難題がありまして。
まずすべてのものに定位置ができるように、場所を確保する必要があるのです。そこでまた、問題は1に戻ります。結局は持っているものが多すぎるのがいけないんですね。
リビングは家の中のゴールデンゾーン。こんないい場所をたまにしか使わないモノの収納場所にしてはもったいない。使用頻度が高いものだけをリビングに置き、使わないモノはどんどん捨てましょう。って、また「捨てる」ってキーワードに戻っちゃった。
ここで達人の一言を。
「あなたね、使わないモノはただのモノじゃない。あなたはモノの家賃も払っているのよ。いわば扶養家族なわけね」
なるほど、使わないモノは扶養するだけ無駄な家族なんですね。それにしてもこの一言。お金にケチな私にはずしんと響く言葉でした。
【捨てすぎるのも】
片付けと収納の関係はとっても悩ましい。何でもしまい込めばいいというものではなく、使いやすいようにしまうのが肝心です。
しまいこんじゃうと結局デッドストックになり、いらないモノになっちゃいますから。
なんでも自分が管理できるモノだけで暮らすっていうのが、ちょうどいいってことなんです。
それでも、勢いに乗ってあんまり捨てすぎるのもどうかと思う。以前新聞の投書欄に書いてあったけれど、片付けブームに乗ってお家をすっかりきれいにした年配の女性が、すっきりした気分が落ち着いた後に、寒々としてきたと書いてありました。思い出の品まで捨てすぎちゃったんですね。
自分の気持ちにとって大事なものは残しておきたい。でも不用品は処分したい。何が大事なのかを見極める目が必要になってきます。って、こんなことまで考え始めたら、モノなんて捨てられません~。
夢のマラソン大会でだんとつ優勝
病気の時って、おかしな夢を見たりしませんか?
体と脳の夢を見る部分がどういうふうにつながっているのか分かりませんが、とにかくあんまり見ないような夢を見ます。
今回は、私が超絶に忙しく、体調が悪かった時に見た夢のお話です。
【ありえないです】
夢ですから、設定がめちゃくちゃ。
まず私がB市のマラソン大会に出ることになっている。B市と私の間には、縁もゆかりもありません(笑)。住んだこともないのに、マラソン大会にエントリーしてあるわけです。
しかも「マラソン」大会・・。スポーツはあれこれと、それなりにやってきて決して不得意ではないつもりですが、マラソンだけはダメ。持久力がないんです。
マラソンって、持久力と集中力が要求されるスポーツですよね。どっちも私にはありません。
【これだけ!?】
なのに、なのに、私がB市のマラソン大会ではぶっちぎりじゃないですか!すごい!
まあ、夢ですからね(笑)。2位以下に大差をつけて優勝しました。ふふふ、優勝ですよ。夢の中だってうれしいじゃないですか。ところが、その後にあまりうれしくないことが起きました。
いよいよ表彰台に上がった私。メダルをもらい、盾をもらい、そこでふと思ったのです。
「えっ、賞品は?」
ないんですよ、賞品が。優勝したのに、くれたのはメダルと盾だけなんです。「なんだよ、ケチだな~」と思ったあたりで、目が覚めました。
冷めてからもしばらく、賞品がなかったことに納得がいかなかった私(笑)。夢だし、絶対に起こらないことだからどうでもいいんですが、なんとなーく引っかかりが残った夢でした。
【つまり残業代?】
なぜかその夢がずっと気になっていたので、ネットの夢占いで調べてみました。
まずマラソンで優勝する夢は、目標達成を暗示しているんだそうです。
夢を見たときに取り組んでいることが成功し、大きな成果が得られることを意味します。とくに今回のようにぶっちぎりで優勝する夢は、成果が大きい意味なんですって。
ということは、その夢を見たころに私が仕事で取り組んでいた、看護研究がうまくいった!ということをあらわした夢なんでしょうね。
じゃあ、賞品がないっていうのは?
こちらはおそらく「あんなに長い時間をかけて看護研究をやったのに、残業代も出ないわけ!?」という私の怒りと「金一封くらいくれてもいいじゃないの~」という願望が入り混じったものだったでしょう。
それにしても、あらゆるものに対して金銭的な見返りを期待する私って、情けないと言うか、器が小さいと言うか…。
【ちなみに】
ついでに言うと、スポーツを楽しんでいる夢は、行動力が高まっている時期に見るそうです。仕事も人間関係も順調で、楽しく過ごしている時とスポーツの爽快感が脳の中でつながっているのでしょう。
一方で、激しい試合を戦っている夢は、対人関係のトラブル中であることを表しています。
それから、練習が苦しくてがんばっている夢は、乗り越えるべき課題に集中して対応している状態を示すそうですよ。
のんきにスポーツ観戦している夢は、本来するべき大事なことを放り出して、どうでもいいことに熱中していることを暗示しているんですって。
たかが夢といいますが、夢は無意識を表現するものですから、それなりに意味があるのかもしれません。それにしても、私の夢のちっちゃいことよ~。
薬膳料理を食べてみた
外食は元気の源。とはいえ、いつも居酒屋やイタリアンにいくばっかりではつまらないと言うことで、今回の同期会は中華にしました。しかも、薬膳料理。
薬膳料理ってあれですよ、食べると体内からキレイになれるっていう中華。意味はちょっと違うかもしれないけど、おいしーい薬膳中華をいただいてきました。
【普通ですが、やさしい】
肝心の薬膳料理ですが、食べてみたら、これがいたって普通においしいの。漢方のイメージが強すぎて、苦いとか薬草っぽいにおいがすると思っていたんですね。
三色の前菜盛り合わせとか、ザーサイと豚肉のいためもの。薬膳というからには、肉なんてないメニューばっかりかなあ、って思っていたけど、別に関係ないんですね。お肉もおいかった~。
どのお皿もいろどりがとってもきれいだし。クラゲの半透明の黄色や、チャーシューのとろりとした茶色などなど、味だけでなく、色のとり合わせも考えているんだろうなあって感じです。
お皿の横に乗っている、ゆでチンゲンサイなどもすかさず食べる私。ビタミンをとっておかないとね。
薬膳らしいところと言えば、味付けが薄いところかな。優しいっていうんでしょうか、ビールのアテにして最初っからゴキュゴキュと生中をいってしまうような味でなく、前菜だけでじっくり味わうイメージです。
まあ、みんな関係ないから、最初のオーダーから紹興酒を2本頼んじゃっているけどね。
【体をいたわる料理】
さて、メニューのほうは、前菜のほかスープと煮込みが出た。煮込みは貝柱。どっちもダシが出ているなあ。スープはとりダシでしょうか。滋味あふれるっていうか、これを食べたら体内の悪いものが出ていきますよっていう味です。薬膳って、体の悪いところをトータルでいたわってくれる食べ物なのね。
そんなものを食べつつ、さらに紹興酒をいっちゃう私たち。ここの紹興酒がうまいのよ。さらに「カメ出し紹興酒」なるものを発見し、テンションが上がる。もちろん飲みました。うまいです。
その後も、カニ肉いり卵焼きや木クラゲとお麩のいためものなどをいただき、高菜チャーハンでしめ、定番のデザート杏仁豆腐をいただいて帰ってきました。
全体的に脂っこくないのに旨みがしっかりあって、こういうのを健康にいい中華っていうのね。
いつもみたいに鶏のから揚げなどのボリューミーな品はなかったのですが、けっこうみんな満足できました。味付けが優しいのでご飯もいらず(高菜チャーハン食べたけど(笑))、幸せなお食事でした。
【中華は使える】
今回は薬膳というやや特殊なジャンルですが、中華屋さんって本当にバリエーションが豊富。
フツーの中華屋(おじさん達が「ビール、ギョーザ、チャーハンね」っていう所)だっておいしいし、餃子専門っていう所もある。どこを選んでもソコソコおいしいから、信頼度も高い。意外と年齢層も選ばないしね。
病棟の歓迎会などの幹事になった時に、メンバー中1人でもえらいドクターが入っていれば、迷わずホテルの中華にします。ホテルの中華はクオリティが高いので、ハズしたことないよ。
おかげで、「あなた幹事がうまいじゃない、次もよろしく」なんて言われて、余計な仕事が増えちゃうんだけどさ。幹事には幹事手当をつけてくださいよ~。
【日々、感謝です】
ああ、食べる物って大事ですね。ときにはダイエットも必要だけど、食べたいものを食べられる幸せというものがあります。
日々患者さんと接していると、毎日を大事に生きなくちゃなあと思いますね。教えられることが多い。
感謝をしつつ、今日も飲みに行っちゃうんだけどなあ。ごめんなさい、肝臓さん!
出産限界年齢
やや厳しい言葉が出てきますが。女性はいつまでも妊娠・出産できるわけじゃありません。さびしいけど、つらいけど、それが現実です。
どれほど医学が発達しようが、妊娠できる年齢には限界があって、これを超えたら物理的に妊娠は無理なんです。今回は、そういう話です。
【それはちょっと】
会社員である友人から聞いた話です。
彼女の部署に、派遣の人がきました。39歳の女性です。39歳といっても見た目はもっと若く見えるし(美魔女系?)、メイクもネイルもちゃんとしている。
見た目はキレイなんだけど、やっぱり39歳。その人が部署の歓迎会でポロっとこういったそうです。
「ええ、私、実家暮らしの独身なんですけど、これからの目標は結婚と出産です」
うわ。
その瞬間、全員が固まったそうです。
とくに友人の上司は「当分、妊娠・出産の話題は全員NG!」というビームを飛ばしていたとか。そんな空気の中、本人はニコニコしていて、いたってふつうに言っているんだそうです。
まるで危機感がないっていうか、焦りがないっていうか。これから自分が妊娠できることに疑いを抱いていない雰囲気だったとか。
うーん。この話を聞いて、考え混んじゃいました。だって39歳ですよ。もう5年早くあせってほしい。いや、今でも本人はあせっていないんですね(笑)。
【限界ラインがある】
彼女の希望は、正直にいえばきびしい。結婚は出来るでしょうが、出産となるとかなりきびしいです。
女性でも誤解している人が多いのですが、生理がある=妊娠できると言うことではありません。
女性は、閉経の10年くらい前から妊娠できなくなります。100%絶対に妊娠できなくなるとは言えないけれど、自然妊娠の確率はうんと下がります。
ある統計によれば、40~44歳の女性が1年間避妊しないで妊娠する確率は36%。45~49歳では、5%です。
5%…しかもこの数字には、妊娠後の流産や切迫早産などは反映されていません。100人のうち5人が妊娠できるとしても、出産まで至るのは、もっと少ない人数なんです。
女性の平均閉経が50歳と言いますから、閉経の10年前の40歳くらいから、もう妊娠しにくくなっているんです。
40歳はもうギリギリ。ギリギリなんです。ある産婦人科ドクターに聞いたところ、経験的に言って、女性が自然妊娠できる限界ラインはおそらく42歳だろうとのことでした。
もうね、これは仕方がありません。30代に見える美魔女でも、体というか卵巣は40代。どんなにがんばっても、もう卵が残っていないんです。
もしも40代になってから赤ちゃんが欲しいとなれば、それなりに治療をうけ、妊娠できるよう努力を続けなければかなり厳しい状況です。
【物理的な壁】
「だから子供は早く産んでおけっていうんだよ」と、ウチの病院の産婦人科ドクターは言いますね。若いころはいつでも産めると思っている。30代の前半までなら、実際に妊娠可能なんです。
ところが、最近の生殖医学の進歩のおかげで、みんなが「40を過ぎても産めるでしょ、芸能人とかも産んでいるし」と思っている。そこに落とし穴があるらしい。
産婦人科ドクターに言わせれば、あれはみんな相当お金をかけて不妊治療をし、本人も食べ物や生活リズムに気をつけ、大変な努力をしているからこそ妊娠できているんだそうです。
不妊治療をしたとははっきり言わないけど、妊娠を発表したカップルはみんな努力しているようです。その陰には何十倍もの、妊娠できなかったカップルがいるはずだって。
たしかに今は体外受精や顕微授精などの高度生殖医療が見違えるほど進歩しています。高齢で妊娠しても、ちゃんと無事に臨月まで継続が可能なほどケアが手厚い。
それでも、妊娠の限界年齢は厳然として存在します。卵がなくなっちゃったら、もうどうしようもないんです。
【産みたくても、産めないでしょ】
自分の子供が欲しいというのは、ごく当たり前の気持ちです。ところが今は、いろいろな事情があって、体が産める時には社会的に産める環境にない(仕事が忙しい、経済的にきつい)。こんな状態なのに、出生率をあげてほしいなんて、政府もよく言うと思います。
だったら、すべての職場に3年間の育児休暇を義務付け、妊娠検診と出産費用はすべて無料にし(せめて保険適用にして~)、1歳時から無料の24時間保育園を作ってくださいよ。そこまでやって、女性に「出生率を上げたい」と言ってほしい。
最後はなんだか、ずいぶんいばってしまいましたが(笑)。何もかもが厳しい現状の中、子供が欲しい女性は、やはり自分で考えて、産めるうちに産んでいただきたいと思います。
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参考サイト:出産希望年齢と妊よう力知識の関連
http://www.aiiku.or.jp/~doc/houkoku/h24/19019A130.pdf