時差ボケ解消法は日に当たること

 

私は海外旅行が大好き。ナースという仕事柄、まとまった長期休暇は取りにくいんですが、それでもがんばれば1週間のヨーロッパツアーくらいはいけます。

ところが、年々時差ぼけがつらくなってきました。旅先では居眠りでなんとかしますが、帰国後の時差ぼけが大変。

そこで、最近はもっぱらアジア旅行ばかりです。これは何とかしたいと思い、ツアーナースをしている友人に時差ボケ解消法を聞いてみました!

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【現地時間をすりこむ】

まず、飛行機に乗ったら自分の腕時計を現地時間に合わせてしまいます。日本との時差は一切考えない。機内に入った瞬間から、現地時間で動くのです。そして自分自身に対して「今は○○時だから、もう寝よう」とか「あと4時間は起きていよう」と言い聞かせるんだそうです。

もちろんそれだけでは、実際の体内時計と現地時間との差は埋まりませんが、精神的にかなり楽になるとか。

現地時間に合わせるので、場合によっては機内食を断り(現地が夜の12時以降なら食べない)、時には持参のおやつを食べて夕食代わりにして寝てしまいます。簡単な方法ですが、意外ときくそうですよ。

【日光でリセット】

ついでに機内でも現地でも、朝の起床時間になったら、日光を浴びるんです。これは私も効果実証済みですが、人間の体は日光を浴びると朝仕様に変わります。たとえ睡眠が3時間でも、体のほうが勝手に「朝だ、動こう!」と思うんですね。旅先についてからの時差ぼけは、思い切って朝のウォーキングに20分くらい行くといいです。すっごい眠たいけど。

午前中はそれでなんとかがんばり、夕方の猛烈な睡魔にそなえます。ちなみに日本とアメリカ・ヨーロッパとの時差は7~12時間程度。ほぼ昼夜逆転しているので、夕方眠くなるのは当然ですね。

5分でいいから眠りたくなりますが、ここは絶対にダメ(笑)。寝たら最後、夜中の3時頃まで起きませんから。最初に1日をクリアできれば後は楽になりますから、ふらふらになってもがんばりましょう!

女性におススメなのが買い物。ショッピングでアドレナリンが出まくる人が多いので(私もです(笑))、体を一時的に興奮状態にして、ねむい夕方を乗り切ります。夜の7時まで起きていられればOK。あとは、安心して爆睡しましょう。

時差の少ない国がいい

時差ぼけを最小限に抑えるコツは、行き先選びにかかっています。日本から時差が8時間以内の国がおすすめです。

たとえば、オーストラリア(シドニー 1時間)やニュージーランド(3時間)、フィジー(3時間)など。


ヨーロッパではロシア(モスクワ -6時間)、ギリシャ(アテネ -6時間)、ですね。フランス(パリ)、イタリア(ミラノ)、ドイツ(ベルリン)は-8時間。このあたりまでは、なんとかクリアできる範囲でしょう。


あとは距離的に近い国が楽です。香港、台湾、韓国、インドネシア、フィリピン、ベトナムなどは、時差が2時間以内です。


ロサンゼルスなんかに行ったら、時差は16時間ですよ。12時間以上の時差があると、若い健康な人でも時差ぼけがぬけるのに1週間かかるそうです。

1週間なんて、抜けたころに旅行が終わっちゃいますね(笑)。アメリカに行く場合は、旅行前から早起き型に体を慣らしておくと楽です。早朝4時に起きるとか。そして旅行前の1週間は普段よりたっぷり睡眠をとって、体力を温存するのが時差ぼけに立ち向かうコツです。