整形がわかるゴールドフィンガー

 

最近では、プチ整形ってぜんぜん抵抗がなくなりましたね。

ヒアルロン酸の注射や二重の手術など、顔にメスを入れないプチ整形なら、高校生や中学生でもやっている。

未成年の場合は親が同伴していくこともあるんですってね。若い子はそれだけでかわいいから、プチ整形までしなくていいと思うけど、やりたいって言われたら、親もことわりきれないのかなあ。

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触れば分かる

私は病院に勤務する看護師ですが、ご存知のようにいろいろな患者さんが入院されます。

患者さんの体にふれるのは看護師の仕事なので、大勢に人にさわってきました(言い方がおかしい?(笑))。場合によっては、顔を拭くのも仕事です。

そんな時ふと「あ、この鼻は整形かも」と思うことがあります。そんなに珍しいケースじゃないですよ。患者さん本人はべつに自分から「整形なんだけど」なんていいませんけどね。顔をみても分からないのですが、さわっているとピンときます。

じつはこの「整形かも?」疑惑は、患者さんの年齢とはあまり関係がないんです。70代の方でも鼻がキレイすぎるという人もいますし、20代で目、鼻、たぶんあごの骨も削っているっていう人もいます。見ているだけだとあまりよく分からないんですけど、不思議なくらいさわると分かるんです。

鼻などは整形医学の進歩のせいか、眼では見分けがつかない。皮膚が突っ張っているわけでもないし、これといった目印はありません。しかし100人以上の患者さんを担当していると、おかしいと思うことがあります。まあ、別にわかるからといって、何かいいことがあるわけじゃないんですが(笑)。

骨とは違う

整形しているかどうかって、具体的な見分け方はありませんよ。ただ経験からいって、鼻筋がまっすぐ通っている人はあやしいなと思いますね。

そして顔を拭く時に、骨の固さに違和感がある。人間の鼻って、下から触っていくと必ず鼻の骨にふれますよね。シリコンを入れる場合はたいてい、この鼻の骨あたりに入れるんです。

 

だから外からさわった場合、骨じゃないシリコンに皮膚や筋肉ごしにふれることがあるんです。このさわった感じが、骨とはちょっと違う。説明しにくいですが、固さも違うし、かすかにひんやりした感じがあります。

 

そして患者さん本人にも、触れてほしくない雰囲気があります。病院では、顔くらい自分でふけると言う患者さんには、朝に温タオルを渡して洗顔の代わりにすることがあります。ところが、かなり体の状態がわるくても、顔だけは自分で拭きたがる患者さんがいますね。

効果は半永久的

これはあくまでも個人的な意見ですので、あまり参考になさらないでください(笑)。もっとも、そうそう鼻筋を触らせてくれる人はいないので、見分け方としてはほとんど役に立たないと思います。

 

ちなみに、鼻を高くするためにシリコンプロテーゼを入れたら、半永久的に効果はあるそうです(整形外科のドクターに聞いちゃった(笑))。今はいいシリコンを使っているので、劣化がなく、死ぬまできれいな鼻のままらしいですよ。

 

そして、ネットやちまたで言われている「ブラックライトに反応してシリコンが光る」というのは大ウソだって。シリコンはとても小さいし、そもそも皮膚や脂肪、筋肉組織がおおっている下に入っているんだから、光って見えるわけがないだろうと笑われてしまいました。その通りですね~。