食べる順番で痩せるってホント?
30代になって、ちっとも痩せなくなりました…。最近はもう、万年ダイエッターに突入したら、同僚から耳寄りなことを聞きました。
「食事メニューを変えなくても、食べるだけで痩せるらしいよ」って。え、食べる順番ってなに?私、早食いの大食いですけど(看護師の宿命?(笑))、それでも痩せられますか!?
食べ順だけで、量は変えない
効果があるダイエット法と聞けば、何でもためしてみる私。早速やってみました。
食べ順ダイエット(今勝手に名付けました 笑)は、これまでの食事メニューを変えなくてもいいんです。
私はお肉が大好きなので、肉控えめの和食ダイエットをやると、ストレスが強すぎて失敗することが多かったのです。リバウンドがひどくてね。
食べ順ダイエットなら、お肉類も制限なしなので続けやすいのがメリット。そして方法も簡単です。
食べ順は、汁もの→繊維質→肉→米です。覚えやすいよね。とにかくテーブルにあるメニューを、この順番で食べるだけ。量はこれまで通りでいいんです。
自炊のひとは、「汁ものを作るようになって健康的」と言っています。なるほどね~。
食物繊維=便秘解消
汁ものを最初に食べるというのは、かなり理にかなったやり方だと思います。水分はお腹がふくらむし、それほど急いで食べないから、時間もかかる。
そうこうしているうちに満腹感がでて、他のメニューを大量に食べたいと思わなくなるのです。
汁ものは最初に食べるため、薄味でつくってもおいしく感じるそうです。味覚が鋭い状態で食べるからだとか。減塩食にも効果がありそうです。
次に食べる食物繊維(野菜類)は、女子必須ですよね。便秘は女子の大きな悩み。あ、誤解があるといけないのですが、便秘=太るということに、医学的な根拠はありません。
便秘になるとお腹がはって、太って見える事実はありますが、実際に太ることとの因果関係は証明されていないはずです。
反対に、便秘の人は必要な栄養素を体に取り込みにくい(吸収率が悪い)という調査結果があります(カゴメ研究結果サマリーより)。
ビタミンB2やビタミンB6、葉酸の吸収率が低いんですね。便秘はこわい、決して甘く見てはいけないのです。
肉のおかわりが要らなくなる
汁ものと野菜を食べると、やっとメインのお肉(魚)に突入!ここの段階で、かなりお腹がいっぱいになっているのがポイントです。
肉好きとしてはもちろんおいしく食べますが、体感的には「満腹だけど、肉は好きだから、ゆったりした気持ちで食べている」状態です。肉の味を、ゆっくりと味わえます。
すでにお腹はいっぱいですから、追加肉を食べたい欲求は起こりません。むしろ、大満足なのです。先に汁ものと野菜を食べるだけで、こんなに満足感が違うんだ?とびっくりしたものです。
炭水化物はデブの元(泣)
最後に米。ここでとうとう炭水化物です。炭水化物を最後に食べるのが、食べ順ダイエットの唯一のコツです。
炭水化物は、食べるとすぐに血糖値があがりますからね~。血糖値とデブの関係は、せつないほどわかりやすい。
血糖値が上がる→インシュリンが大量分泌される(血糖値を下げるためです)→インシュリンが、使いきれなかった糖分を脂肪に変えてためる→太りやすくなる、からです。
我ながら、この恐怖のスパイラルにはビビりますね。たかが米、たかが小麦とあなどってはいけません。多量の炭水化物は、ダイエットのモチベーションを折ってしまうのです。特に炊きたてご飯はいけません。
お米や小麦などの炭水化物は体に必要なものです。でも、ダイエッターには優しくない、と覚えておきましょう。
食べ順ダイエットでご飯を食べるころには、かなり満腹です。食事量は変わっていませんよ。でも最後のご飯に来るころは、正直「あんまりいらない」と思うんです。
食べ順なら、牛丼もOK
このダイエット法なら、牛丼だって食べられるんですよ!ダイエット中の丼物は厳禁ですが、順番を守ればOK。
まず、ついてくる味噌汁を食べます。具が少なくてもかまいません。最後まで飲みきってしまうことが大事です。
次にサラダに。サラダはついてこない店もありますので、別にオーダーしてね。煮物があればそれでもOK。繊維質と言う点からいえば、加熱した根菜類のほうがベターです。
野菜がすんだら、牛丼の肉(カツ丼なら、カツだけ)を3/4食べます。最後に、残った肉とご飯をたべるんです。
あ、これは私のやり方で、肉を半分食べてからご飯に行く人もいます。だいたい肉の半分を食べると、ご飯は全部入らないんです。満腹なの。
すぐやるべし
数々のダイエットに失敗してきた私ですが、これはかなり効果があると思います。看護師の立場からいっても、理論的な食べ方だと思います。人間が満腹になりやすい順番なんですよ。
だまされたと思って、ぜひお試しください。別にダイエット食品がいるわけでもないし、苦しい食事制限もいりません。次のご飯からチャレンジしてくださいね~。
参考サイト:カゴメ研究結果サマリー http://www.kagome.co.jp/research/summary/140317/